ピラカンサ(別名タチバナモドキ・ヒマラヤトキワサンザシ・トキワサンザシ)は、わたしが家に戻ってきた当時、バラといっしょにからまって伸びていた。
秋につける赤い実には、雪が降った日など、小鳥が群がっていた。
そして、春に咲く白い花の美しさにも初めて気づいた。
けれど、この木も、家を建て直すとき、切り倒されてしまった。
庭造りを始めたとき、思い出につながるピラカンサをもう一度育てたいと思い、
実つきの苗を買って植えたが、根付かなかった。
次に友人が庭に芽吹いた苗をくれたが、それも枯れてしまった。
そして、執念の3度目の正直で、また購入した実つき苗がやっと根付き、
今年は花もたくさん咲いている。
匂いは鰹節のようで人間にはあまりいい匂いには思えないが、アブなどが盛んにやってくる。
開花2003.5.9 → 実2001.10.6
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